図書館

図書館で予約の多い本は?

気がつくと一ヶ月も沈黙。被災でも自粛でもなく、いつものぐだぐだ故。震災が来ようがGWが来ようが変わらぬ自分の怠けっぷりである。 さて、先日こんなニュースが出ていた。 2011年5月12日 asahi.com 「新刊貸し出し、半年猶予 高崎の図書館、作者の意向尊重…

第277回日本図書館研究会 研究例会「岡崎市立図書館Librahack事件から見えてきたもの」に行ってきた。

2011年初のイベントレポートは、こういうの。 日本図書館研究会 第277回研究例会 岡崎市立図書館Librahack事件から見えてきたもの 新出氏(静岡県立中央図書館) 上原哲太郎氏(京都大学学術情報メディアセンター) 司会: 藤間真氏(桃山学院大学) テーマ :…

図書館総合展に行ってきた。〜L-1GP篇

先週は横浜の図書館総合展に行ってきた。中でも一番楽しみにしていたのがL-1グランプリ。 20代から30代のライブラリアンを中心に、ワークショップ形式で、それぞれの抱く図書館像を検討・発表していただきます。この経験を通して、今後、図書館業界で活動し…

第3回IOT研究会パネルディスカッションに行ってきた。

最近このテーマ続いてるなぁと思いつつ、こういうのに行ってきた。 (10) パネルディスカッション 「岡崎市立図書館事件を我々はどう捉えるべきか?」 コーディネータ: 山之上 卓(鹿児島大/IOT研究会主査) パネリスト:(五十音順)新 出(静岡県立中央図書…

岡崎市中央図書館に行ってきた。

先日のパネル討論会で話題の中心となった岡崎市立中央図書館。近くだしとりあえず実際見てみようかということで、討論会前日に足を運んできた。 以下は先入観を捨て、一訪問者の目からxiao-2が図書館を見て感の感想。別にこれをもって事件についての対応を擁…

パネル討論会:「岡崎市中央図書館ウェブサーバ事件」から情報化社会を考える」に行ってきた。

こういうのに行ってきた。 会場は中京大学の会議室。席はざっと70くらいか。開始時の参加者は50人くらいに見えたが、途中から入ってくる人もいて、最終的には満席かそれ以上だったと思う。他の図書館関係の集まりとちょっと違うと感じたのは、年齢と性別構成…

支払う人と、使う人。

たのしくない話をします。 前の記事で触れた大量アクセスの件をきっかけに考えたのは、どこかの自治体の図書館といえどもWeb上でサービスを展開している以上、全国のあらゆる人からアクセスされることになるという当たり前のことだ。プログラム作って機械的…

文科省の報告書を見てのあれこれ。

本日は、ほんとにただのメモ。 文部科学省のHPに、21年度の調査研究報告書が2件載ってた。斜め読みした感想など。 ・図書館・博物館等への指定管理者制度導入に関する調査研究報告書 業務委託についての議論が制度自体の批判に傾きがちで、よりよい方向に持…

ある素人の医療情報探索。

最近、身近な人が病気になった。医学の知識なんてまったくない自分は不安で仕方がない。どんな病気で、どうやって治すのか、どのくらい危険なのか、注意すべきことは何か。得意でもないのに、情報収集というやつをやらなくてはならない状況に追い込まれた。 …

New国際児童文学館に行ってきた。

閉館直前に訪れて*1、侘しい気持ちになった国際児童文学館。本日こどもの日に合わせてオープン、とのことでさっそく覗いてきた。暇人って言うな。 以下だらだらと感想。 大阪府立中央図書館の正面入り口ではなく、ちょっと右に回りこんだところに国際児童文…

「お客さんの笑顔のために」の落とし穴。

お客さんに喜んでもらうために仕事をする、というタイプの人がいる。自分もその傾向がある。基本的に、正しい姿勢だと思う。人間には他人を喜ばせたいという本能がある。ありがとう!と言われて嬉しくない人は少ない。嬉しくないならサービス業は向いてない…

大図研京都ワンディセミナー「サービス向上・業務効率化に使えるアプリを企画し試行提供する」

こういうのに行ってきた。 講師は前田朗さん(東京大学社会科学研究所図書チーム)。東京大学で開かれている「図書系職員のためのアプリケーション開発講習会*1」の取り組みについて。 以下メモ。あ、いつもながらこのメモはxiao-2の理解できた範囲だけ。聞…

大阪府立国際児童文学館に行ってきた〜感想篇

思うことが多すぎてなかなかまとめきれず、年を越えてしまった。 今回、見学を勧めてくれた人に「あの施設の値打ちは書庫にある。表面から見える部分だけ見ても分からないよ」と言われていた。そのとおりだった。実際自分も、子ども室だけ見た時には割と小さ…

大阪府立国際児童文学館に行ってきた〜バックヤードツアー篇

前回の続き。 午後3時からバックヤードツアー開催。当日参加可能ということで勇んでカウンター前に集合する。集まったのは10名ほどか。職員さんの案内でカウンター横の通路から書庫の中へ。ダンジョンへ入る心境。 地下4層(貴重書、外国資料) 降りてきたと…

大阪府立国際児童文学館に行ってきた〜閲覧室篇

今月末で閉めるらしいと聞いた。とりあえず見ておかねば、と寒い日曜日に車飛ばしてはるばる万博記念公園へ。立地が不便だとは聞いていたが、確かに遠い。 資料展示 入って間もない場所に展示ケースがあり、乗り物に関する絵本が展示されている。戦前の絵本…

図書館員飲み会に行ってきた。

某所で図書館員飲み会に参加。 特にテーマもなくわいわい騒いで呑む。7割は図書館と関係ない、たわいもない話。肩こりせず酒が旨く飲める、いい感じのゆるさ加減だった。 ゆるいものについてゆるい感想を書く。 参加者には公共図書館の人も大学図書館の人も…

奈良県立図書情報館が、すごい。

すでにあちこちで評価されている図書館を今更褒めそやすのは流行りに乗ってるみたいでアレだが、そんなためらいも忘れて賞賛せずにはいられない。 というのは、こんなイベントのポスターを目にしたから。 奈良県立図書館創立100周年・ライブラリー オブ ザ …

中坊とおばーちゃんとネットと、私。

前回の記事は思わぬ数の反響をいただいた。予想以上に皆さんの関心のあるところだったらしい。id:katz3さんの「トップダウン/ボトムアップで割れているのですね」という分け方には、非常にすっきり納得。やっぱり人に見せてみるもんだ。 そんなことを思いつ…

図書館大会第7分科会「司書のキャリア形成を問う」

一週間も経ってからメモを上げる仕事の遅い自分。例によって理解できた範囲のみメモ。誤解・言葉足らずが多々ありそうだが、xiao-2の脳内ではこういう話でした、ということで。 司会による前置き 専門職認定制度について、総会で委員会設置が提案されたが、…

昔のメモを読み返す。

前の記事に、思わぬ反響。id:yoshim32さんを始め好意的に見ていただいたようで嬉しいし、勉強になった。その分緊張もした。なにぶん小心者ですので。 その割にはひと月近くも放置してた訳だが、理由は長い文章を書くのが面倒くさかっただけ。なにぶん怠け者…

前向きな委託の話をしよう。

最近、図書館の業務委託についての本などを読んで、ふと気づいたことがある。 それは、どうやって良い委託をするか、という議論をあまり見かけないということだ。せいぜい実際に導入した機関での現状分析に留まっている。委託は是か非か?の議論はずいぶん色…

おもしろそうな企みが。

知り合いから、こんな楽しそうなイベントを教えてもらった。 Future Librarian 全国図書館大会U40プレミアセッションへようこそ! 全国の図書館関係者が東京に集う全国図書館大会。 その前日、10月29日(木)にイベントやります! この機会に日頃なかなか知…

あなたは何ができる人ですか?

図書館員の専門性をはかるということ。続を読んで、思ったこと。 以前、図書館関係者でない知り合いと図書館の話をしてたら「司書ですか、手に職でいいですね」と言われた。すごく違和感があった。司書資格ってものはおよそ手に職、すなわち食いっぱぐれない…

自動貸出機について考える。

以前のエントリで書いたことから派生して、考えてみた。 よく行く図書館には自動貸出機がある。 本を借りる時、自分はいつもそちらを利用する。カウンターの図書館員さんに手続きしてもらうのが何となく恥ずかしい、というのもあるし、何より手軽なのだ。 図…

ほんとうに大事なものを、目に見せるには。

金曜日に岡山市立図書館の監査報告書を読んで、ショックを受けた。 岡山市の図書館は使ったことない。だから実際のところは知らない。図書館のサービスがへっぽこなのかも知れないし、逆に監査人がへっぽこで正しく評価できてないのかも知れない。あるいは、…

千代田区立図書館のトイレの張り紙。

インフルエンザ騒動で、あちこちの図書館に注意喚起の張り紙が出ているらしい。それを聞いて思い出したこと。 一年ほど前、話題の千代田区立図書館に行った。 オシャレで使いやすそうな内装に興奮したり、美人コンシェルジュさんの対応に萌えたり、Web図書館…

短大図書館を見て。

とある短大の図書館を見せていただく機会があった。感想など*1。 短大の図書館を見るのは初めての体験。普段使っている市立図書館と、広さはあまり変わらない。が、書架の雰囲気が違う。大学図書館とも違う。 最初の印象は「本屋みたいだ」。別に並んでる資…

初めての方への広報。

GWで帰郷した友人と飲んだ。 友人はこの春、転勤のため引っ越したばかり。最近は周りに遊ぶ場所が少ないこともあって読書三昧の日々という。元々よく本読む人だが「改めて本読む楽しみに目覚めた。でも田舎だから本屋に行くのも大変だし、金がかかるんだよね…

レファレンス雑考。

レファレンスについて、とある先生にお話を聞く。備忘メモ。→以下は自分の感想。 ・レファレンスは遠隔研修に向いている。 第一に、そもそも質問・回答というコミュニケーションが基盤になっているので、ウェブ上でもやりやすいこと。 第二に、課題を解決し…

調査研究報告会「電子書籍の流通・利用・保存」

大分前の話だけども。これを聞いてきた。最後の質疑応答が刺激的だったので、ちょこっとメモ。→以下は自分の感想。・電子書籍が日本で根付かない理由。コンテンツを持っている出版社が端末の開発に主体的に関わろうとしていない。メーカー任せ。また、コンテ…