2010-01-01から1年間の記事一覧

図書館総合展に行ってきた。〜L-1GP篇

先週は横浜の図書館総合展に行ってきた。中でも一番楽しみにしていたのがL-1グランプリ。 20代から30代のライブラリアンを中心に、ワークショップ形式で、それぞれの抱く図書館像を検討・発表していただきます。この経験を通して、今後、図書館業界で活動し…

「本」を売るひとたち。

夏は暑さのあまり読書量が激減してたのだが、反動だかして秋になってから急に色々読んでいる。傷だらけの店長 〜それでもやらねばならない〜作者: 伊達雅彦出版社/メーカー: パルコ発売日: 2010/07/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 36回この商品を含…

タイホされたらどうする?

岡崎市の事件をきっかけに、色々と考えるところがあった。生々しいことから抽象的なことまで「いろいろ」浮かんだわけだが、その中でおそらく最も事件の本質からズレてそうな感想をこっそり書いてみる。 それは「逮捕されるって怖いなぁ」ってことだ。 なに…

第3回IOT研究会パネルディスカッションに行ってきた。

最近このテーマ続いてるなぁと思いつつ、こういうのに行ってきた。 (10) パネルディスカッション 「岡崎市立図書館事件を我々はどう捉えるべきか?」 コーディネータ: 山之上 卓(鹿児島大/IOT研究会主査) パネリスト:(五十音順)新 出(静岡県立中央図書…

岡崎市中央図書館に行ってきた。

先日のパネル討論会で話題の中心となった岡崎市立中央図書館。近くだしとりあえず実際見てみようかということで、討論会前日に足を運んできた。 以下は先入観を捨て、一訪問者の目からxiao-2が図書館を見て感の感想。別にこれをもって事件についての対応を擁…

パネル討論会:「岡崎市中央図書館ウェブサーバ事件」から情報化社会を考える」に行ってきた。

こういうのに行ってきた。 会場は中京大学の会議室。席はざっと70くらいか。開始時の参加者は50人くらいに見えたが、途中から入ってくる人もいて、最終的には満席かそれ以上だったと思う。他の図書館関係の集まりとちょっと違うと感じたのは、年齢と性別構成…

第9回ARGカフェ&フェストに行ってきた。

今年の暑さにひっくり返っている間にもう九月。涼しくなってきたのでぼちぼちと更新してみる。 昨日京都で開催されたARGカフェに参加してきた。今回はライトニングトーク14名。コース料理でもこんな豪華なのはそうお目にかかれない。食べきれるかと危ぶんだ…

支払う人と、使う人。

たのしくない話をします。 前の記事で触れた大量アクセスの件をきっかけに考えたのは、どこかの自治体の図書館といえどもWeb上でサービスを展開している以上、全国のあらゆる人からアクセスされることになるという当たり前のことだ。プログラム作って機械的…

文科省の報告書を見てのあれこれ。

本日は、ほんとにただのメモ。 文部科学省のHPに、21年度の調査研究報告書が2件載ってた。斜め読みした感想など。 ・図書館・博物館等への指定管理者制度導入に関する調査研究報告書 業務委託についての議論が制度自体の批判に傾きがちで、よりよい方向に持…

ある素人の医療情報探索。

最近、身近な人が病気になった。医学の知識なんてまったくない自分は不安で仕方がない。どんな病気で、どうやって治すのか、どのくらい危険なのか、注意すべきことは何か。得意でもないのに、情報収集というやつをやらなくてはならない状況に追い込まれた。 …

科学との正しい付き合い方

自分はとても文系な人間だけれども、子どもの頃は実験と称して色々怪しげなことをしていた。雑草をすりつぶして怪しい薬を作ったり、汗には本当に塩が含まれているか試そうとしてガラス容器に溜めていたらカビが生えてえらいことになったり。中学の理科室も…

New国際児童文学館に行ってきた。

閉館直前に訪れて*1、侘しい気持ちになった国際児童文学館。本日こどもの日に合わせてオープン、とのことでさっそく覗いてきた。暇人って言うな。 以下だらだらと感想。 大阪府立中央図書館の正面入り口ではなく、ちょっと右に回りこんだところに国際児童文…

ツイッターノミクス

ツイッターノミクス TwitterNomics作者: タラ・ハント津田大介(解説),村井章子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/03/11メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 292回この商品を含むブログ (81件) を見る オンライン・コミュニティを活用し、楽しむポイン…

「お客さんの笑顔のために」の落とし穴。

お客さんに喜んでもらうために仕事をする、というタイプの人がいる。自分もその傾向がある。基本的に、正しい姿勢だと思う。人間には他人を喜ばせたいという本能がある。ありがとう!と言われて嬉しくない人は少ない。嬉しくないならサービス業は向いてない…

大図研京都ワンディセミナー「サービス向上・業務効率化に使えるアプリを企画し試行提供する」

こういうのに行ってきた。 講師は前田朗さん(東京大学社会科学研究所図書チーム)。東京大学で開かれている「図書系職員のためのアプリケーション開発講習会*1」の取り組みについて。 以下メモ。あ、いつもながらこのメモはxiao-2の理解できた範囲だけ。聞…

その数学が戦略を決める

おおぅ、もう三月。今年の目標は更新頻度を上げること、とか抜かしてたのは誰だろう(汗)その数学が戦略を決める作者: イアン・エアーズ,山形浩生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/11/29メディア: 単行本購入: 98人 クリック: 2,063回この商品を含む…

最近読んだ本。

ちゃんと感想書きたい、などと言って溜めておくと結局忘れてしまう。脈絡もなく羅列。七秒しか記憶がもたない男 脳損傷から奇跡の回復を遂げるまで作者: デボラウェアリング,匝瑳玲子出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン発売日: 2009/09/17メディア…

ユルユルの必要性をマジメに考える。

U40の影響で、昨年の12月以降、図書館員で集まって飲む機会が増えた。U40で出会った人同士が飲み会を企画するという直接的影響と、そもそも知り合いやそうでない人々がゆるく集まって飲む文化が生まれたという間接的影響。 自分のようにお気楽な人間には「お…

講演会「デジタル環境下における文学と図書館 」

こういうのに行ってきた。作家さんと図書館屋さんと出版社の人と、出版流通を研究してる先生と、経営学の先生。これは刺激的な組み合わせだ、とるんるんしながら聞きに行く。 例によって印象に残った所だけメモ。なお今回はいつもにも増してすっかすかなメモ…

フォト・リテラシー

阪神・淡路大震災から15年。大きな被害を受けた地域に住んでいた友人から聞いた、当時の話。 近所に文房具屋さんがあった。店のおじさんは無事だったが、店は全壊してガレキの山になった。最初の大きい揺れが収まると、おじさんはそのガレキの下に何度も潜り…

大阪府立国際児童文学館に行ってきた〜感想篇

思うことが多すぎてなかなかまとめきれず、年を越えてしまった。 今回、見学を勧めてくれた人に「あの施設の値打ちは書庫にある。表面から見える部分だけ見ても分からないよ」と言われていた。そのとおりだった。実際自分も、子ども室だけ見た時には割と小さ…

どうしてブログを始めたか。

気付けばこのブログ開設して、明日で一周年。 実は開設直後に、タイトルのような記事を書きかけていた。が、なんとなくアップしないままに一年が経過。どんだけ熟成させてんだ。ということで改めてアップすると共に、一年間の総括などしてみる。 ブログを始…