調査研究報告会「電子書籍の流通・利用・保存」

大分前の話だけども。これを聞いてきた。

最後の質疑応答が刺激的だったので、ちょこっとメモ。→以下は自分の感想。

電子書籍が日本で根付かない理由。コンテンツを持っている出版社が端末の開発に主体的に関わろうとしていない。メーカー任せ。また、コンテンツの提供にも熱心でない。kindleでは端末に通信機能が備わったことがカギとなった。日本の場合は携帯電話が多機能化しているので、専用端末を開発するより、携帯での電子書籍閲覧機能がさらに充実するのを待った方がよいかも。

→携帯が電子書籍端末化する、というのはなるほどと思った。ただ、日本の携帯電話は多機能化しすぎて、世界的には特殊な製品になってしまっている、そのために生産のコストが高い、というのを何かで読んだ記憶がある。不況の中で、メーカーは果たしてどちらを選択するのか。


Googleは出版界を相手にしていない。相手にしていないというより、他の業界と同じ、One of themとして扱っている。既に主要な出版社は合併でコングロマリット化しており、世界の分配は終わっている。

報告の中身そのものは、ここに載ってるので省略。とりあえず報告書をきちんと読もうと思った。PDFで全文タダだし。