2011-01-01から1年間の記事一覧

図書館総合展に行ってきた。〜図書館政策フォーラム「東日本大震災からの復興と震災への備えに向けて」第3部「非常時からの復興、そして平時の備え」

総合展からひと月近く。今頃レポートをアップするなんて、六日の菖蒲というか26日のクリスマスケーキというか…であるが、めげずに書く。自分のために。 図書館政策フォーラム、第3部。毎度ながら抜け漏れ・誤解はご容赦、しかもひと月近く経ってから書いてる…

南三陸町図書館へ行ってきた。

本来は図書館総合展フォーラムの第三部をアップする予定だったが、それは後回しとして。 ご縁があって、宮城県の南三陸町へ三日間のボランティアに行ってきた。ついでに10月からオープンした南三陸町図書館も覗いてきたので、そのレポート。 町の様子 津波に…

図書館総合展に行ってきた。〜図書館政策フォーラム「東日本大震災からの復興と震災への備えに向けて」第2部「受援・支援を振り返る」

図書館政策フォーラム、第2部。毎度ながら抜け漏れ・誤解はご容赦。敬称は「さん」に統一。→以下は自分の感想および妄想。ちゃんとした記録を見たい方は公式レポートを見るべし。 図書館政策フォーラム「東日本大震災からの復興と震災への備えに向けて」【第…

図書館総合展に行ってきた。〜図書館政策フォーラム「東日本大震災からの復興と震災への備えに向けて」第1部「東日本大震災、そのとき図書館は」

今年もやってきました図書館総合展。こういうのに参加してきたよ。 図書館政策フォーラム「東日本大震災からの復興と震災への備えに向けて」 各部2時間の三部構成。司会進行はすべてACADEMIC RESOURSE GUIDEの岡本真さん。 昨日の今日だというのに、このフォ…

電子書籍をきっかけに気付いた、電子でない中の人のこと。

本日、カレントアウェアネスでこんなニュースを見つけた。 ・和歌山県有田川町の公共図書館が電子書籍貸出サービスを導入へ 興味が湧いたので、町のHPをあちこち眺めてみた。この図書館では23年度の目標として、電子書籍の導入の他にも、「絵本による地域活…

人前で話すとき、気にかけることども。

近々、人前で話をすることになった。久しぶりの上、あまり経験のないタイプの聴衆が相手。 感覚を取り戻すために、そういえば自分がプレゼンで気にしてきたことって何だっけ?と頭を整理してみる。 その1:自分の立つ「場」を知る。 文章と違ってプレゼンはラ…

Rubyと、図書館システムと。

あたかも月いち更新ブログのようになっている今日この頃。 松江市で図書館情報システム構築の受託者募集しているのを発見。 松江市立図書館情報システム構築・運用支援・保守業務委託事業者の募集について 興味を引かれたのは、開発のソフトウェア言語をRuby…

公契約条例と、指定管理者

千葉県の野田市で、図書館の指定管理者を募集しているのを見つけたのでメモ。 野田市ホームページ 指定管理者を募集します なんで自分がこの募集に注目するかと言うと、野田市は平成21年に公契約条例が成立した自治体だから。 ・野田市公契約条例 平成21年09…

ユルユルな入手手段調査再び〜もしドラ篇

先日の記事「KAGEROUの入手手段について、ユルユルな調査」に引き続き。やっぱり気になったので、盆休みの自由研究代わりに調べてみた。べ、別にブックマークで「面白い」とコメントされて調子に乗った訳じゃないんだからねっ。 今回のターゲットは、図書館…

続・漢字文献情報処理研究会2011公開シンポジウムに行ってきた。

前回のイベントレポートの続き。 ※繰り返しますが、例によってxiao-2が聞きとれてメモできて理解できてかつ覚えていた範囲、のメモ。誤記・誤解はたぶんあり。敬称は「さん」に統一。 後半、パネルディスカッション。まずは各パネリストから補足など。 石岡…

漢字文献情報処理研究会2011公開シンポジウムに行ってきた。

こういうのに行ってきた。 2011年度 夏期公開シンポジウム 電子書籍時代のプラットフォームとコンテンツ パネリスト 石岡克俊(慶應義塾大学准教授)、木村一彦(大修館書店)、星野渉(文化通信社) 司会 小島浩之(東京大学講師) 参加者は20人程度か、割…

KAGEROUの入手手段について、ユルユルな調査

暑い暑い、かと思ったら冷え込んでみたり、降れば土砂降り。なんともメリハリの利いた夏だ。 さて、5月に書いた「図書館で予約の多い本は?」の続き。 これらのレビューをざーっと見て回って、入手手段を書いているもののうち図書館で借りたものが何件か、そ…

誰のためのデザイン?

自慢じゃないが自分は方向音痴だ。不器用でもある。初めての場所では道に迷うし、初めての道具は使い方を間違える。「取り扱い説明書がついてるでしょ」だって?すみません、トラブルが起きるまで読まないです。そんな自分には福音と言える本。誰のためのデ…

戦争請負会社

業務委託について考えるヒントになるよ!と、勧められて読んでみた。戦争請負会社作者: P.W.シンガー,Peter Warren Singer,山崎淳出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2004/12/22メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 106回この商品を含むブログ (127件) を見る…

日本図書館研究会特別研究例会「図書館の公契約基準の提起」に行ってきた。

一週間も経ってからのメモ。こういうのに行ってきた。 日本図書館研究会特別研究例会 テーマ:図書館の公契約基準の提起―図書館員の専門性蓄積と雇用安定のために 発表者:松岡 要氏(日本図書館協会事務局長) 客席は50程度、大体満席。50代くらいが多そう…

図書館で予約の多い本は?

気がつくと一ヶ月も沈黙。被災でも自粛でもなく、いつものぐだぐだ故。震災が来ようがGWが来ようが変わらぬ自分の怠けっぷりである。 さて、先日こんなニュースが出ていた。 2011年5月12日 asahi.com 「新刊貸し出し、半年猶予 高崎の図書館、作者の意向尊重…

被災地から離れた図書館に、できる(かもしれない)こと。

この度の災害で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。どうか一人でも多くの方が、一日も早く、安心して暮らせるようになりますことを祈ります。 …こんなところで書くのもなぁ、と思いながらも、やはりこの言葉を書かないと先に進めない。 自分は…

「自分もやってしまうかも」を、させないために。

前回の記事を書いたあと、自分で眺めてさらに思ったこと。まとまらないままに書く(一部極論です注意)。 くだんの事件に関して「図書館員はもっと自己研鑽すべき」といった発言を聞くと、確かにその通りと思う。一方で、だからといって図書館の中の人が「オ…

「自分もやってしまうかも」を、やらないために。

岡崎市立図書館の事件について、シンポジウムの類で色々な立場の人の話を聞いてきた。法律家、セキュリティの専門家、ISP、プログラム開発者、サーバ管理者。どのお話も勉強になった。 一方で、なかなか表に出てこない声もある。それは個々の図書館員の声だ…

ノーベル賞受賞者の精子バンク

最近お出かけ記録ばかりだったので、たまには読んだ本のことでも書いてみる。ノーベル賞受賞者の精子バンク―天才の遺伝子は天才を生んだか (ハヤカワ文庫NF)作者: デイヴィッドプロッツ,David Plotz,酒井泰介出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/11/01メ…

続・第277回日本図書館研究会 研究例会「岡崎市立図書館Librahack事件から見えてきたもの」に行ってきた。

前回のイベントレポートの続き。 ※繰り返しますが、例によってxiao-2が聞きとれてメモできて理解できてかつ覚えていた範囲、のメモ。誤記・誤解はたぶんあり。→以下は自分の感想。敬称は「さん」に統一。 お二人の講師の発表が終わった後は、パネル討論。 司…

第277回日本図書館研究会 研究例会「岡崎市立図書館Librahack事件から見えてきたもの」に行ってきた。

2011年初のイベントレポートは、こういうの。 日本図書館研究会 第277回研究例会 岡崎市立図書館Librahack事件から見えてきたもの 新出氏(静岡県立中央図書館) 上原哲太郎氏(京都大学学術情報メディアセンター) 司会: 藤間真氏(桃山学院大学) テーマ :…

3年めに突入、で、思うこと。

あけましておめでとうございます。 新しい年の始まり、ということで、ひっそり2010年を振り返りつつ総括してみる。 2010年の更新は22回。ひと月あたり2回も更新してない計算で、なんともはやのぐだぐだっぷり。 最後に今年の目標。ずばり、更新頻度を上げる…