2013年を振り返る。

年の初めに、昨年を振り返る。 ブログの状況 2013年の記事は23本。年の途中からはてな有料オプションが切れたままのため、アクセス数は不明。よそのブログで関連エントリを書いてくださる方がいたので、ちょっと増えたかもしれない。 24本中13本がイベントレ…

連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第4回「図書館記録におけるパーソナルデータの取り扱いについて」に行ってきた。〜後篇

ぐずぐずしているうちに月が替わってしまった。前の記事の続き。繰り返しますが、xiao-2が聞きとれて理解できてメモできて、かつ思い出せた範囲。項目立ては適当。後半は先生方の研究成果の紹介がメインだったが、自分のメモはどうにも頼りない。なるべく論…

連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第4回「図書館記録におけるパーソナルデータの取り扱いについて」に行ってきた。〜前篇

こういうのに行ってきた。 連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第4回「図書館記録におけるパーソナルデータの取り扱いについて」 講師:原田隆史(同志社大学) http://www.jla.or.jp/portals/0/html/jiyu/seminar2013.html#201…

図書館総合展に行ってきた。〜フォーラム「図書館におけるビッグデータ活用を考える」後篇

前の記事の続き。繰り返しますが、xiao-2が聞きとれて理解できてメモできて、かつ思い出せた範囲。項目立ては適当。 後半のスピーカーは、SimChengHwee氏*1(IntegratedDecisionSystemsConsultancyPteLtd、以下IDSC)*2。お名前からすると中国系?の方らしい…

図書館総合展に行ってきた。〜フォーラム「図書館におけるビッグデータ活用を考える」前篇

図書館総合展レポート第2弾。午後はこんなのに行ってきた。 図書館におけるビッグデータ活用を考える〜海外の先進事例とNECの取り組み http://2013.libraryfair.jp/node/1674 参加人数は50人くらいか。システム関係の話題のためか、スーツ姿が多めの印象。以…

図書館総合展に行ってきた。〜出版市場としての図書館、読書基盤としての図書館−出版界と図書館界の本音がぶつかるフォーラム

今年も行ってきました図書館総合展。まずはこういうのを聴いてきたよ。 出版市場としての図書館、読書基盤としての図書館〜出版界と図書館界の本音がぶつかるフォーラム パネリスト:石井昭(公益財団法人図書館振興財団理事長) パネリスト:持谷寿夫(一般…

指定管理についての質問を眺める。

平成15(2003)年の地方自治法改正により、図書館を含む公共の施設に指定管理者制度が導入されてから10年。 5年ほどの期間で導入する場合が多いため、ここ数年でちょうど更新を迎えるタイミングらしく、自治体のホームページで次期の指定管理者の公募をちょ…

2冊の本と、閉店する本屋さんの話。

たまたま買ったこの本が、きっかけだった。漫画・うんちく書店 (メディアファクトリー新書)作者: 室井まさね出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2013/08/29メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る 謎の男が、本にまつわるうんちくをひ…

はだしのゲン騒動は、海外でどう報じられたか。

こんなニュースがあった。 E1472 - 「はだしのゲン」閲覧制限に関する図書館関係団体等の動き さてこの件、海外の人にはどのように見えているのだろう?海外事情にはとんと疎い自分だが、ふと疑問が湧いたので海外ニュースを検索してみた。 と言っても、日本…

多賀城市立図書館に行ってきた。

機会があったので、宮城県の多賀城市立図書館*1に行ってきた。武雄市に続いてCCCがプロデュースすると話題になっている*2ところだが、やはり現在の状況は見てみないことには分からない。以下は8月某日、いち利用者としての訪問レポート。記憶違いがあればご…

連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第2回「ICT時代の図書館とプライバシー」に行ってきた。〜後篇

前の記事の続き。繰り返しますが、xiao-2が聞きとれて理解できてメモできて、かつ思い出せた範囲。項目立ては適当。 プライバシー概念の定義、続き。 文脈によって情報の持つ意味が変わる状況では、何がプライバシーであるかを事前に決めておくのは難しい。…

連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第2回「ICT時代の図書館とプライバシー」に行ってきた。〜前篇

こういうのに行ってきた。 連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第2回「ICT時代の図書館とプライバシー」 講師:大谷卓史(吉備国際大学准教授) http://www.jla.or.jp/portals/0/html/jiyu/seminar2013.html ※当日の発表資料は…

日本図書館研究会第299回研究例会「図書館システムの調達の方法と課題〜成田市立図書館第六次システムの経験から」に行ってきた。〜後篇

前の記事の続き。しつこく繰り返しますが、xiao-2が聞きとれて理解できてメモできて、かつ思い出せた範囲。項目立ては適当。誤記・誤字ご容赦。特に質疑の後半は、活発すぎて取りこぼし多数。 再び、講師のお話。 発注者と受注者の意識のズレ 発注側としては…

日本図書館研究会第299回研究例会「図書館システムの調達の方法と課題〜成田市立図書館第六次システムの経験から」に行ってきた。〜前篇

こういうのに行ってきた。 日本図書館研究会第299回研究例会 発表者:米田渉氏(成田市立図書館) テーマ:図書館システムの調達の方法と課題:成田市立図書館第六次システムの経験から http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2013/299invit.html 成田市立図書…

アントネッラ・アンニョリ氏講演会「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」に行ってきた。〜後篇

前の記事の続き。繰り返しますが、xiao-2が聞きとれて理解できてメモできて、かつ思い出せた範囲。項目立ては適当。誤記・誤字ご容赦。 後半は質疑。たくさん質問が出ていた。 フロア 日本でも図書館の「居心地の良さ」が追求されているが、ハコとしての図書…

アントネッラ・アンニョリ氏講演会「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」に行ってきた。〜前篇

こういうのに行ってきた。 ・京都外国語大学イタリア語学科主催講演会「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」 知の広場――図書館と自由作者: アントネッラ・アンニョリ,柳与志夫[解説],萱野有美出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/05/11メディア: 単行本…

「図書館戦争」の、本当にあるところ。

友人のNさんと一緒に映画「図書館戦争」を見に行った。Nさんは別に図書館関係者ではない。原作は読んだけれど、ずいぶん前なのであまりよく覚えていないそうだ。 そんなNさんと鑑賞後にしゃべっていて、「え、あれフィクションじゃないの?」と驚かれた部分…

連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」プレ企画★トークセッションに行ってきた。〜後篇

前の記事の続き。なお特に後半では、会場や事務局からの発言がかなり多かった。ひとまずパネリスト以外は全員「フロア」と表記している。 再び討議 西河内 自分が図書館業界に入ったのは25年前。当時は予約した資料のタイトルを家族に伝えてはいけないといっ…

連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」プレ企画★トークセッションに行ってきた。〜前篇

今年初めてのイベントレポート。 「プレ企画★トークセッション 図書館の自由の「理念」と「現実」?−伝家の宝刀を研ぐことは可能か−」 出演:岡部 晋典 氏(同志社大学 学習支援・教育開発センター 助教) 岡本 真 氏(アカデミック・リソース・ガイド株式会…

「現場」はどこにある?

新しい年度の始まり。図書館員の知人数名からも、異動のご挨拶がちらほらと。 ご挨拶のやりとりの中で、ふと気になったことがある。ユーザとの直接応対があったり、資料を直接触ったり整理したりする、特にカウンター業務のある部署に異動した人について、周…

公立図書館のウラ話

アメリカの公共図書館と言えば、何はともあれ最先端な場所。そんな思い込みがある。インターネットやSNSの導入が日本よりずっと進み、電子書籍が提供される地域の情報拠点。そこで働く司書は大学院卒以上でないとなれないプロフェッショナル。イメージの由来…

火山のふもとで

こんな本を読んだ。火山のふもとで作者: 松家仁之出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/09/28メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 48回この商品を含むブログ (33件) を見る 1980年代、主人公は建築設計事務所に勤める若き建築家。自然豊かな山荘で繰り広げ…

大阪市立大学学術情報センターの日曜開館

新年早々、びっくりしたニュース。 ・市立大図書館 日曜開館へ : 大阪 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130110-OYT8T00172.htm 要約すると、Twitterで「大阪市立大学の図書館が日曜も開いているようにし…

2013年の始まりに。

年が明けてから、昨年を振り返るのが習慣みたいになってきた。 昨年の記事は24件。ひと月2回以上更新の目標は達成!…と言いたいところだが、更新時期が非常に偏っている。1-6月に21本、10-12月がわずか3本。 2012年の記事でアクセスが多かったのはこのへん。…

気になる本。

なんとも気になる本を見つけてしまった。魚名源作者: 江副水城出版社/メーカー: パレード発売日: 2009/05/14メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログを見る 内容は、魚の名前の語源について書かれた本。全体的なスタンスとして、魚の名前はすべ…

武雄市図書館・歴史資料館へ行ってきた。

機会があって、佐賀県は武雄市図書館・歴史資料館へ行ってきた。新図書館構想がネットで色々と議論の的になっているところだが、現在のものは見てみないことにはなんとも言えない。以下はいち旅行者としての現地レポート。個人の感想なので、不正確な点があ…

ベストセラー貸出を巡るあれこれ。

もうずいぶん前の話。2011年2月、小説家の樋口毅宏さんが、新刊「雑司ヶ谷R.I.P.」に図書館での貸出し猶予を求める一文を掲載したという話があった。図書館関係者の中でそれなりに反響が起きていたことを覚えている。雑司ヶ谷R.I.P.作者: 樋口毅宏出版…

古事記出版大賞

暑くなると更新が途切れるこのブログ。xiao-2のへたれっぷりがよく分かる今日この頃ですが、面白いニュースを見つけたので久しぶりに更新。要はただのメモ。 奈良県で、観光振興のためのこういう事業の受託募集をしていた。 ならの魅力創造課/ならのにぎわい…

本棚のなかのニッポン

ひとに勧められて、読んでみた。本棚の中のニッポン: 海外の日本図書館と日本研究作者: 江上敏哲出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2012/05/30メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 183回この商品を含むブログを見る 既にオンラインで書評がいくつも出ている…

続・日本図書館協会図書館学教育部会 2012年度第1回研究集会に行ってきた。

前回のイベントレポートの続き。例によってxiao-2が聞きとれてメモできて理解できてかつ「一週間経っても」覚えていた範囲、のメモ。誤記・誤解はたぶんあり。敬称は「さん」に統一。→以下は自分の感想。項目立ては適当。 「図書館に求められる情報技術:三…