2013年を振り返る。
年の初めに、昨年を振り返る。
- ブログの状況
2013年の記事は23本。年の途中からはてな有料オプションが切れたままのため、アクセス数は不明。よそのブログで関連エントリを書いてくださる方がいたので、ちょっと増えたかもしれない。
24本中13本がイベントレポート。これはJLA図書館の自由委員会主催セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」に参加したのが大きい。重要なテーマについて色々な側面からお話を聴くことができた。終わってから言うのも何だが、絶対通しで聴講した方が良いセミナーだったと思う。
自分でも関連する本をあれこれ読んでみた結果、2013年の自分的キーワードは「ビッグデータ」「プライバシー」に(結果として)なった。読書指導とか利用教育のように、働きかけているとはっきり分かる形ではなく、本人の知らない間にユーザを望ましい方向へ誘導することについて。ただ、まだもやもやとして明確な考えにならない。
もう一点、自分の中で引っかかっているのが「郊外」というキーワード。まちがどう発展し衰退するのか、特に昔ながらの町ではなく、高度経済成長期にワーッと発展した地域がこれからの時代とどう折り合いをつけていくのか。そこに住むひとの人生や、文化はどうなるか。こちらもまだもやもやとして、とりとめがない。
- 懺悔
それはさておき、ブログ執筆の要領の悪さを改めて痛感した年でもあった。実は2013年にみききしたことで、結局レポート化しなかったものがいくつかある。理由は100%怠け癖。恥ずかしいけど、ネタ供養と自戒のため懺悔。
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- 名取市図書館へ行ってきた。
- 連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第3回「図書館システムの脆弱性への危惧」吉本龍司氏
- 生々しい内容でめちゃくちゃ面白かったのだが、生々しいだけにどう書こうかなぁ、うーん、となっているうちに面倒臭くなった。ごめんなさい。
- 神戸の書店「海文堂」へ行ってきた/神戸市立東灘図書館へ行ってきた。
- 閉店数日前の海文堂とオープン数日後の東灘図書館を、同じ日にはしごしてきた。それぞれ感銘を受けるものがあったのだが、どちらも通常のサービスの状態ではなかった*1ので、そのままレポートにしても芸がないなぁ、まぁいいかぁ、と見て見ぬふりした。ごめんなさい。
- 図書館総合展に行ってきた。〜フォーラム「専門図書館のファンドレイジング〜日米の資金調達の事例報告と今後の課題」
- 図書館というものの社会的立ち位置について示唆を受ける、興味深い内容だった。が、同日にはしごしたフォーラムのレポートを3本書いたところで真っ白に燃え尽きた。ごめんなさい。
- 第18回情報知識学フォーラム「ビッグデータと新たな知識発見」
- 反省、そして開き直りへ
怠け癖とぐだぐだは自分の常だが、ちょっとモチベーションが落ちていたということも懺悔する。
2013年は身辺に色々と変化があった。環境が変わり、見聞きする風景が変わり、ひとが去ったり生まれたり亡くなったりして、なんだか目指す方向が分からなくなってきた。
自分がブログ書いても知人の誰かれのように独自の知見がある訳でもないし、新しい情報を示せる訳でもない。中途半端だし、誰かの役に立つ気もしないし、止めちゃおうかなぁ。
…ん?
ちょっと待って。誰かの役に立つためにやってたんだっけ?
で、ブログを始めた目的を見直す。
目的は「自分の」インプットのため、「自分の」アウトプットのため、「自分の」コミュニケーションのため。なんだ、そもそも自分のためじゃないか。
もちろんコミュニケーションが目的に入っている以上、伝えたいひとは居る。それは開設当初から変わらない。居るけれど、別に直接そのひとに役立つ情報を伝えようとしている訳ではない。伝えたいのは、こんなことを見聞きして思っている人間がここにいるよ、という事実。それが誰かにとって面白かったり役立つものになれば結構な話で、そうなればいいと願ってもいるものの、本来の目的は自分がみききし、おもうこと。いいじゃないかにんげんだもの。
自分中心主義の原点回帰で、本年もこの場所から、ゆるゆる、ぐだぐだ、ぼちぼちと。よろしくお願いします。
*1:書架がガラガラ、通常あり得ない人数のユーザの列など