U40プレミアセッション東京会場に行ってきた。

 レポートにするほどまとまらなかったので、感想だけぶちあげる。
 とにかくアツかった。


 予想以上に参加者が多くて、混雑ぶりは満員電車並み。実際の室温はともかく、人いきれで暑かった。

 ARGカフェのように周りの人と名刺交換しながら意見交換…という流れを想像していたのだが、移動するのも大変な有様だった。自分は割合声の通る方だと思うが、それでも多少怒鳴る感じでなければ会話ができない。なので事務局の仕切りも大変そうだった。アナウンスの際もいちいち「はいちょっと静かにして聞いてくださーい」という感じ。

 ライトニングトークは3分ということで、自己紹介の豪華版といった内容だった。次々プレゼンターが登場するのはこの企画の常ながら、会場が前述のような状態なので集中するのは大変だった。後ろの方だと登壇者の姿すら見えない。いつも覚えられないのでしつっこくメモを取るのだが、今回は早々と諦める。
 途中でスペシャルゲストとして国会図書館の長尾館長が登場された。こちらも、おおうっというどよめきの彼方でお姿もほとんど見えず。もはやアイドルです。


 という状況だったのだが、じゃあつまんなかったか?というともちろんそんなことはなく。
 しみじみ語り合う余裕がなくとも素敵な人に出会うことは素敵だし、トークやアナウンスの言葉が多少聞き取れなかろうが登壇者と事務局の熱気は伝わってくる。
 何より、それだけの数の人が、図書館というものについて考えるために足を運んできたという事実そのものが熱い。理屈抜きに励まされる。


 その意味で、U40プレミアセッションはまさしくハレの場というか、「祭り」だったのだと思う。
 「明るい笑顔で夢を語る」というコンセプトの重要性も腑に落ちる。あの中で各館の個別具体的な課題、もしくは愚痴を語るようなケの真似はふさわしくない。物理的にも難しいし、何より野暮である。それは今度再会してからじっくり議論すべき話。祭りは楽しむもの、そしてケの日々を頑張るエネルギーを注入されるもの。
 そういう場が、多分我々には必要だったのだと気づく。


 会場で読み上げられたメッセージの中に「皆さんの静かな革命に期待します」といった一文があった。マナジリ決してやるばかりが革命ではない。わいわいと楽しげに、時には猫耳つけて(笑)、空気を変えていくことも革命。


 素晴らしい祭りを作り出した事務局の人々に、心から最敬礼。お疲れさまでした。