理系と、理系の、理系とは?

 ちょっと前に読んだ本も含めて、まとめて紹介。

理系クン

理系クン

 恋愛もしくは異文化理解のお話。
 というより、恋愛すなわち異文化理解なのかも。結局、自分が持っていない要素に惹かれるわけですから。
 実は自分も理系苦手の理系萌え体質なので、一部ひじょーに共感。しかも萌え傾向が物理>化学>生物。これがまた自分にとって苦手意識の強い順だったりする。

理系の人々

理系の人々

 「理系クン」が非理系の見た理系とすると、こちらは理系の人が自分のことを書いた本。恋愛フィルタがかかってない分落ち着いてる。かつ、外から見ていたら気付かないような微妙なツボを指摘。
 ちなみに理系な知人に読ませたら不満顔だった。「いや、これ普通だろ」って。書かれていることは理解できるが、ネタにされることには納得いかないらしい。自分を冷静に観察し、ネタにできるよしたに氏は偉い。

理系バカと文系バカ (PHP新書)

理系バカと文系バカ (PHP新書)

 で、そもそも理系って何なのさ?というのがこちら。
 超要約すると「これからは理系だ文系だと言ってる場合じゃない、両方のセンスを身につけなさい」ということ。まったくもってそのとおり。とりあえずインド式算数でも学んでみようか…と思ったよ。

 ちょっと気になったのが、この本でイメージされる「理系」が研究職を中心とし、「文系」がそれ以外を指していること。世の中には文系の研究者というものも少数ながら生息しているはず。で想像するにその人々は、長所短所ともにここで定義されている「理系」に近いのじゃないかと思う。だとすると、実は世にいう「理系/文系」の分け方は「アカデミック/非アカデミック」に読み替えられる場合もあるのじゃないかなぁ、なんて想像。
 いずれにせよ、両者仲良くするに越したことはない。結論は一緒。