飲み会にて。

業界の尊敬する先輩方との飲み会があった。心に残った話メモ。言葉足らずご容赦。

  • 潜在需要は急に増やせる。

図書館で言えば、貸出冊数を急に2倍にするのは難しい。そのためにはどうしても新刊を絶えず買い続けなくてはならず、予算が削減されている状況でそれをするのは無理。
だがレファレンス件数は、努力すれば比較的すぐに2倍にすることができる。なぜなら、利用者の大多数はレファレンスというサービスの存在そのものを知らない。つまり需要は潜在的であり、それを掘り起こすだけで成果を上げられる可能性がある。某県の図書館では、広報に力を入れることで数年間でレファレンス件数を3倍にした。

  • 意識は24時間持ち、アイデアは30分でまとめる。

「何かやってみろ」といわれるチャンスは急に降ってくる。それから考えていたのでは間に合わない。常に「予算・チャンスがあったら何をしたいか」を考えておき、要求されたら30分以内に出せるようにすることが必要。

  • 広報のアドバイスも図書館の仕事。

某機関では、チラシの作り方など、広報のやり方をテーマにした講座もやっている。デザインの仕方を教える、といったことではない。「その企画なら誰をターゲットにし、どのようにアプローチすべきか」をアドバイスするのも、図書館の仕事だと思う。

  • 日頃から応援団を作っておくこと。

日頃から外部に応援団を作るようにしておけば、組織の存続が問われるような問題が起こった時にも、自ずと援護射撃が得られる。問題が起こってから、応援してくれる人を捜しても手遅れ。

  • ピンチはチャンス。

きっかけが批判的報道などマイナスのものであっても、世間の注目が集まれば、PRのチャンスとなりうる。チャンスを活かすためには、やはり日頃の準備が大事。

うーん、書き出してみると割と当たり前のことに見えるな。聞いた時には感銘を受けたのだが。
大事なことというのは実行が難しい割に、言葉にするとシンプルなのだろう。
あと、語った人にカリスマがあり、ブログ主に文章力が足りないせい。たぶんね。