図書館

図書館総合展「教育委員会制度改革を問う ─図書館は「教育」にとどまるのか?─」に行ってきた。〜前篇

図書館総合展の私的レポート第二弾。前の記事と順番が前後したが、こういうのを聞いてきた。 教育委員会制度改革を問う ─図書館は「教育」にとどまるのか?─ 第1部(13:00〜14:30):〈教育委員会制度改革の現状と展望〉 第2部(14:50〜16:30):〈首長から…

図書館総合展「首長が語る地方行政の現状と図書館への期待 Vol.3」に行ってきた。

遅ればせながら、今年も行ってきました図書館総合展。こういうのを聞いてきた。 首長が語る地方行政の現状と図書館への期待 Vol.3 過去2回の開催と同様、行政施策全般の中での図書館の位置づけを語っていただきます。これにより、「自治体あっての図書館」と…

大阪府立中央図書館の指定管理

こんな情報を見たので久々の更新。といっても公募開始は平成26年8月15日だから、自分が気付いたのはずいぶん遅い。 大阪府立中央図書館の指定管理者を募集します http://www.pref.osaka.lg.jp/chikikyoiku/shitei_chuou/ 大阪府立図書館に指定管理が入るのか…

第13回情報メディア学会研究大会発表パネルディスカッション「デジタル化を拒む素材とアウトリーチ」に行ってきた。〜その2

前の記事の続き、第2弾。例によってxiao-2が聞き取れて理解できてメモできて、なおかつ覚えていた範囲。項目立ては適当。敬称略。 前半のパネリストスピーチを踏まえ、休憩を挟んで後半はディスカッション。休憩中にフロアから質問票を集めて、司会が整理し…

第13回情報メディア学会研究大会発表パネルディスカッション「デジタル化を拒む素材とアウトリーチ」に行ってきた。〜その1

こういうのに行ってきた。 第13回情報メディア学会研究大会発表パネルディスカッション「デジタル化を拒む素材とアウトリーチ」 http://www.jsims.jp/kenkyu-taikai/yokoku/13.html 既にTwitterまとめがある上に、この会では全体の録画映像があるらしい*1の…

疲労困憊、に至るまでの。

こういう記事を読んだ。 図書館で疲労困憊した話 ブログ中では大学名は伏せられているが、どこか分かった。学生センターのくだりはさておき図書館のフローについて、なんでまたこんなことになったのかと色々調べてみると、ここに至るまでの図書館側の状況が…

映画「疎開した40万冊の図書」の感想

3月3日、エルおおさかで上映された映画を観に行った。原作はその少し前に読了。実に今更ながら*1感想を書いてみる。的確に内容紹介できる文章力はないので、おおむねxiao-2の頭に残ったor浮かんだことばかり。 映画の紹介はこちら、原作はこちら。疎開した四…

緊急シンポジウム「近デジ大蔵経公開停止・再開問題を通じて人文系学術研究における情報共有の将来を考える」に行ってきた。〜その3

緊急シンポジウム「近デジ大蔵経公開停止・再開問題を通じて人文系学術研究における情報共有の将来を考える」 http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~nagasaki/daizokyo2014.html その1、その2の続き、レポート第三弾。例によってxiao-2が聞き取れて理解できて…

緊急シンポジウム「近デジ大蔵経公開停止・再開問題を通じて人文系学術研究における情報共有の将来を考える」に行ってきた。〜その2

緊急シンポジウム「近デジ大蔵経公開停止・再開問題を通じて人文系学術研究における情報共有の将来を考える」 http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~nagasaki/daizokyo2014.html 前の記事の続き、レポート第二弾。例によってxiao-2が聞き取れて理解できてメモ…

緊急シンポジウム「近デジ大蔵経公開停止・再開問題を通じて人文系学術研究における情報共有の将来を考える」に行ってきた。〜その1

こういうのに行ってきた。 緊急シンポジウム「近デジ大蔵経公開停止・再開問題を通じて人文系学術研究における情報共有の将来を考える」 http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~nagasaki/daizokyo2014.html こちらの件を受けて開催されたシンポジウムとのこと…

図書館機能があるけど、図書館じゃないもの?

不思議な公募を見つけた。 もと淀川区役所・もと淀川区保健福祉センター跡地に関する調査検討業務委託にかかる公募型プロポーザルを実施します http://www.city.osaka.lg.jp/yodogawa/page/0000247165.html (以下、HPより引用) 大阪市では、「もと淀川区役…

連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第4回「図書館記録におけるパーソナルデータの取り扱いについて」に行ってきた。〜後篇

ぐずぐずしているうちに月が替わってしまった。前の記事の続き。繰り返しますが、xiao-2が聞きとれて理解できてメモできて、かつ思い出せた範囲。項目立ては適当。後半は先生方の研究成果の紹介がメインだったが、自分のメモはどうにも頼りない。なるべく論…

連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第4回「図書館記録におけるパーソナルデータの取り扱いについて」に行ってきた。〜前篇

こういうのに行ってきた。 連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第4回「図書館記録におけるパーソナルデータの取り扱いについて」 講師:原田隆史(同志社大学) http://www.jla.or.jp/portals/0/html/jiyu/seminar2013.html#201…

図書館総合展に行ってきた。〜フォーラム「図書館におけるビッグデータ活用を考える」後篇

前の記事の続き。繰り返しますが、xiao-2が聞きとれて理解できてメモできて、かつ思い出せた範囲。項目立ては適当。 後半のスピーカーは、SimChengHwee氏*1(IntegratedDecisionSystemsConsultancyPteLtd、以下IDSC)*2。お名前からすると中国系?の方らしい…

図書館総合展に行ってきた。〜フォーラム「図書館におけるビッグデータ活用を考える」前篇

図書館総合展レポート第2弾。午後はこんなのに行ってきた。 図書館におけるビッグデータ活用を考える〜海外の先進事例とNECの取り組み http://2013.libraryfair.jp/node/1674 参加人数は50人くらいか。システム関係の話題のためか、スーツ姿が多めの印象。以…

図書館総合展に行ってきた。〜出版市場としての図書館、読書基盤としての図書館−出版界と図書館界の本音がぶつかるフォーラム

今年も行ってきました図書館総合展。まずはこういうのを聴いてきたよ。 出版市場としての図書館、読書基盤としての図書館〜出版界と図書館界の本音がぶつかるフォーラム パネリスト:石井昭(公益財団法人図書館振興財団理事長) パネリスト:持谷寿夫(一般…

指定管理についての質問を眺める。

平成15(2003)年の地方自治法改正により、図書館を含む公共の施設に指定管理者制度が導入されてから10年。 5年ほどの期間で導入する場合が多いため、ここ数年でちょうど更新を迎えるタイミングらしく、自治体のホームページで次期の指定管理者の公募をちょ…

多賀城市立図書館に行ってきた。

機会があったので、宮城県の多賀城市立図書館*1に行ってきた。武雄市に続いてCCCがプロデュースすると話題になっている*2ところだが、やはり現在の状況は見てみないことには分からない。以下は8月某日、いち利用者としての訪問レポート。記憶違いがあればご…

連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第2回「ICT時代の図書館とプライバシー」に行ってきた。〜後篇

前の記事の続き。繰り返しますが、xiao-2が聞きとれて理解できてメモできて、かつ思い出せた範囲。項目立ては適当。 プライバシー概念の定義、続き。 文脈によって情報の持つ意味が変わる状況では、何がプライバシーであるかを事前に決めておくのは難しい。…

連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第2回「ICT時代の図書館とプライバシー」に行ってきた。〜前篇

こういうのに行ってきた。 連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」第2回「ICT時代の図書館とプライバシー」 講師:大谷卓史(吉備国際大学准教授) http://www.jla.or.jp/portals/0/html/jiyu/seminar2013.html ※当日の発表資料は…

日本図書館研究会第299回研究例会「図書館システムの調達の方法と課題〜成田市立図書館第六次システムの経験から」に行ってきた。〜後篇

前の記事の続き。しつこく繰り返しますが、xiao-2が聞きとれて理解できてメモできて、かつ思い出せた範囲。項目立ては適当。誤記・誤字ご容赦。特に質疑の後半は、活発すぎて取りこぼし多数。 再び、講師のお話。 発注者と受注者の意識のズレ 発注側としては…

日本図書館研究会第299回研究例会「図書館システムの調達の方法と課題〜成田市立図書館第六次システムの経験から」に行ってきた。〜前篇

こういうのに行ってきた。 日本図書館研究会第299回研究例会 発表者:米田渉氏(成田市立図書館) テーマ:図書館システムの調達の方法と課題:成田市立図書館第六次システムの経験から http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2013/299invit.html 成田市立図書…

アントネッラ・アンニョリ氏講演会「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」に行ってきた。〜後篇

前の記事の続き。繰り返しますが、xiao-2が聞きとれて理解できてメモできて、かつ思い出せた範囲。項目立ては適当。誤記・誤字ご容赦。 後半は質疑。たくさん質問が出ていた。 フロア 日本でも図書館の「居心地の良さ」が追求されているが、ハコとしての図書…

アントネッラ・アンニョリ氏講演会「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」に行ってきた。〜前篇

こういうのに行ってきた。 ・京都外国語大学イタリア語学科主催講演会「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」 知の広場――図書館と自由作者: アントネッラ・アンニョリ,柳与志夫[解説],萱野有美出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/05/11メディア: 単行本…

「図書館戦争」の、本当にあるところ。

友人のNさんと一緒に映画「図書館戦争」を見に行った。Nさんは別に図書館関係者ではない。原作は読んだけれど、ずいぶん前なのであまりよく覚えていないそうだ。 そんなNさんと鑑賞後にしゃべっていて、「え、あれフィクションじゃないの?」と驚かれた部分…

連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」プレ企画★トークセッションに行ってきた。〜後篇

前の記事の続き。なお特に後半では、会場や事務局からの発言がかなり多かった。ひとまずパネリスト以外は全員「フロア」と表記している。 再び討議 西河内 自分が図書館業界に入ったのは25年前。当時は予約した資料のタイトルを家族に伝えてはいけないといっ…

連続セミナー「みんなでつくる・ネットワーク時代の図書館の自由」プレ企画★トークセッションに行ってきた。〜前篇

今年初めてのイベントレポート。 「プレ企画★トークセッション 図書館の自由の「理念」と「現実」?−伝家の宝刀を研ぐことは可能か−」 出演:岡部 晋典 氏(同志社大学 学習支援・教育開発センター 助教) 岡本 真 氏(アカデミック・リソース・ガイド株式会…

公立図書館のウラ話

アメリカの公共図書館と言えば、何はともあれ最先端な場所。そんな思い込みがある。インターネットやSNSの導入が日本よりずっと進み、電子書籍が提供される地域の情報拠点。そこで働く司書は大学院卒以上でないとなれないプロフェッショナル。イメージの由来…

火山のふもとで

こんな本を読んだ。火山のふもとで作者: 松家仁之出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/09/28メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 48回この商品を含むブログ (33件) を見る 1980年代、主人公は建築設計事務所に勤める若き建築家。自然豊かな山荘で繰り広げ…

大阪市立大学学術情報センターの日曜開館

新年早々、びっくりしたニュース。 ・市立大図書館 日曜開館へ : 大阪 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130110-OYT8T00172.htm 要約すると、Twitterで「大阪市立大学の図書館が日曜も開いているようにし…